足爪なんて別に、年なんだからキレイにしなくても…
足浴なんて、わざわざ家の中でやんなくても

そんなこと言ったって
じいさんの転倒予防に、今やるべきケアは足浴でした。
乾燥して伸び縮みもしない皮膚。
垢や、角質が鎧のように皮膚をまとい、皮膚が動くのを邪魔していました。
動きの悪い皮膚は、骨や筋肉が動くのを邪魔していました。
転びやすい足になっていました。
今やるべきケアでした。
清潔にして保湿する。
当たり前のケアです。
でも、見送られがちなことです。
実際に丁寧にやっている看護師はあまり見たことがないです。
認知症だからわからん、ではないです。
認知症だから必要としてない、ではないです。
認知症だから、丁寧に認知してもらうよう関わります。
足に気づきます。傷があることに気づきます。冷えていることに気づきます。
気づけば、セルフケアが始まります。
転倒予防に、四六時中見張ることも無理です。病院や施設でもできません。
見張るとゆう行為が、転倒に繋がることを、私達介助(看護)者は認知していなくてはいけません。
人として、楽に寝返りができる
人として、楽に立ち上がれる
楽に歩ける、楽に座れる、楽に床につける
そのために足元を整える、でした。
私たち介助(看護)者がやるべきケア、やりすぎてる必要ないケアは整理しないと共倒れしてしまいます。
家で見守るならなおさら。だと思います。