
壊してしまわないように…
人の事を大切に思う気持ち。
でも、キネステティク・クラシック・ネオに出会うまでは、正直可愛がれませんでした。大切に思えなかった。妹に関われば、関わるだけ、私のカラダも壊れていくから…
脳性麻痺の診断を受けた妹は、人の手を借りなければ何もできない。そんな存在でした。
妹のお世話は当たり前に家族でカバーしてきました。
まだ、カラダが軽い頃は持ち上げて抱えてお世話が出来て、まぁ腰痛いけど出来なくはないし、やらなきゃいけないからやってました。
でも、女の子には体が大きくなるタイミングがあります。その時期が来ると途端に大きくなり、重くなり、さらに動きが悪くなる。
ユイと関わるとカラダが大変。
ユイと関わると時間が奪われる。
ユイと関わるとありがとうも嬉しくない。
ユイと関わるとごめんねがムカつく。
持ち上げて抱えるお世話には限界がありました。ユイのせいにしてた。
こんなに大変な事、家族以外の人様にお願いできない…と思っていました。
でも、同じように、「こんなに大変なやり方で、自分がもし失敗してしまったら、ユイを壊してしまうかもしれないから、ユイのことは出来ない」と、おばも思っていたようなのです。触れないから、と距離を置いていたとそんな思いを聞きました。
困っている人がいるのに、助けたい気持ちだけでは触れない
そんな思いをしながら関わっていてくれたことを知り、胸が苦しくなりました。
でも、キネステティク・クラシック・ネオを一緒に学習し始めたおばが言いました。
「怖くなくなった」
自分の動きがわかると、人の動きも手助けしやすくなります。どこに困っていて、どこを助ければいいかが見えるからです。
必要としているところを、必要なだけ。安全に、楽に、本人の能力を邪魔しないお手伝い。
楽じゃないとお互いの動きが止まってしまうくらい。無理できない楽なお手伝い。
ユイと関わってもカラダは楽
ユイと関わると時間がのびのびする
ユイと関わるとお互いにありがとうが
ユイと関わりはごめんねが減った
これなら人に頼める。
もっと皆ユイと関わってって思う(´∀`)
脳性麻痺は動けない理由にはならないみたい
自立、自立とゆうけれど
自立の支援がホントに出来ているのか。
訓練、継続、頑張れ、でお互いに苦しくなってないか。
ユイが気づかせてくれました。
頑張るのをやめて、楽にしてると、動きの可能性が大きくなる。そしたらほら、沢山の人と関わることができる。対話が広がる、、、あーもうどうしよ、可能性が٩( ᐖ )و笑
